そのファーストアルバム「梔子」が2015年1月1日に発売された。
まともなCDショップがない音楽鎖国状態にあるような場所に住んでいる(一応小さなタワレコはあるが万が一入荷しなかった時が二度手間になる)ので、手堅くオンラインで予約購入。
ちなみにタイトルの梔子は「くちなし」と読む。
またこれはファーストアルバムだが、昨年7月にセカンドアルバムMONOCHROMEが先に発売されているという異例の事態が起こっている。
というのも、彼を一躍有名にしたヒット曲JUNJI TAKADAなどのようなチャラい曲が今作梔子には収録されているため、「チャラい曲でヒット→チャラい曲が入ったアルバムを出す」ことで「KOHH=チャラいラッパー」というイメージになってしまうのを避けたかったため、あえて同時期に作っていてチャラいイメージを覆すセカンドから先にリリースしたらしい。
とは言え今作にもtrack1の飛行機やtrack2のWhere You Atなど未来を意識した曲もあるし、track7のReal Loveやtrack11の泣かせてごめんなど、グッとくるバラードも収録されている。
それでいてiPhone5、JUNJI TAKADA、HELLO KITTYなどのヒット曲も入っており、非常にバランスの良いアルバムだと思う。
個人的にはチャラくない曲の方が圧倒的に好きだが、イケてるファッションアイテムやブランドの名前、自分たち世代のリアルなSNSの使い方などが織り込まれるリリックは聴いていて「それわかるw」という感じで面白い。
DJはほぼ四つ打ち専門なのでヒップホップはそこまで詳しくないのだが、そういうところが好きでKOHHにハマったクチである。
リリックに共感できるかどうかは置いておいて、トラックがどの曲も格好いいし独特のただ喋るようなラップの仕方もハマるとクセになるので、気になってはいるけど・・・という方には是非聴いていただきたい。
0 件のコメント:
コメントを投稿