7/29に公開となった映画シン・ゴジラ。
12年ぶりの国産ゴジラかつ初のフルCG、総勢300人超のキャスト、総監督がエヴァンゲリオンの庵野秀明という話題性には事欠かない作品である。
あ、庵野監督はジブリの「風立ちぬ」の主人公の声優を務めたことでも有名ですねw
また総監督の庵野氏以外にも同じくエヴァにTV版から関わっている盟友、樋口真嗣が特技監督、音楽は鷺巣詩郎という「なにそれ?エヴァ新劇場版の続編ですか?」と言わんばかりのスタッフで作られた作品。
樋口真嗣と言えば平成ガメラ三部作や、最近では実写版進撃の巨人の監督を務めたことでも知られる。
ちなみにエヴァの主人公、碇シンジの名前は樋口氏から取られたという話も有名だ。
またタイトルの「シン・ゴジラ」もエヴァ新劇場版の次回作の「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」と共通している点でもファンの間で物議を醸した。
そんな作品をエヴァファンが見逃すことが出来るはずもなく、初日にレイトショーで鑑賞してきた。
率直な感想は、面白い。
Fun的な面白さではなく、Interesting、知的な面白さだ。
公開前に番宣でバラエティ番組に出まくっていた主演の長谷川博巳氏の言う通り、実際の政治家の話し方をリアルに再現したという早口でのセリフの応酬。
その情報量の多さに圧倒される。
また、地名や自衛隊の兵器の名前その他の情報がエヴァでおなじみの「あの明朝体フォント」で逐一解説される。
他にもゴジラを自衛隊が迎撃するシーンは完全にエヴァ第壱話の第3使徒を国連軍が迎撃するシーンのオマージュと言えるし、よくエヴァで作戦会議の時などに流れるBGM(デンッデンッデンッデンッデンデンっていうアレ)のアレンジバージョンが流れたり、極め付けは通常兵器では歯が立たないゴジラに対して主人公が発案した作戦名が「ヤシオリ作戦」だったりと、エヴァファンへのサービスが凄まじい。
このヤシオリ作戦、血液凝固剤を積んだトレーラーを大量に連結してポンプ車でゴジラの口に流し込むという物だが、この連結状況をモニターしている画面が完全にヤシマ作戦のそれだったりもして、さながら実写版エヴァといった様相。
かと思えばゴジラ進撃時には昭和〜平成VSシリーズまでの有名なBGMが流れたりして、ここで「そうか、これはゴジラだった」と思い出させてくれる。
また、未知の巨大生物が日本に上陸した時の政府やマスコミ、国民の反応が震災や原発事故の時を想起させ、「本当にゴジラがやって来たらこうなるんだろうな」という妙なリアルさを感じ、恐怖感すらおぼえる。
普通の映画やドラマでは主演を張るような役者がすぐ死んだり、ちょい役として出演しているという無駄な豪華さも凄い。
肝心のゴジラの描写だが、初上陸時には四速歩行の両生類のような形態で進撃とともに急速な進化を経て最終的にゴジラの姿になる。
また熱線を吐く時は下顎が縦に割れるというかなりグロテスクな姿になり、口だけでなく背中や尻尾の先からも熱線を出すという歴代最強なのではないかという見た目も実力も恐ろしい存在になっている。
敵となる怪獣がいない初代を強く意識したということで、他作品のようなヒーロー然とした印象は一切なく、まさに恐怖の象徴といった感じだ。
常に体から放射能を撒き散らしていたり、尻尾の先には苦しむ人間の骨のような物が大量に付いているなど、原発や原爆を暗に示しているような部分も多く、また国連が核ミサイルによって倒そうとするが、それに敢然と立ち向かう日本人という構図の作品である。
総合した感想は「面白い」に行き着くのだが、観ている間はエヴァなのかゴジラなのか人間ドキュメンタリーなのかと言った感じで何とも言えない気分になる。
エヴァが今のように日本のアニメ界で一般人に対しても確固たる地位と知名度を獲得しているからこそ可能な過剰とも言えるオマージュはファンとしては嬉しいのだが、果たしてゴジラという作品でここまでやる必要はあるのか、純粋にゴジラシリーズのファンはどう思うのだろう?という疑問も感じるのは事実。
ヱヴァQで完全に鬱モードに入った監督が逆に人間賛歌的な作品に仕上げてきたところは驚きだったし、少しコアな面はあるものの予備知識のない人が見ても面白いと思えるような映画ではある。
エヴァの製作に割って入ったのも納得できるクオリティだったことは間違いない。
恐らくエヴァの制作費稼ぎという面もあったと思われるし、ファンとしては近いうちにエヴァの完結を望んでいる。
2016年8月3日水曜日
2016年5月4日水曜日
ありそうでなかったユニクロアンドルメールのスリッポンをレビュー
遅れて発売のスリッポン
ユニクロとルメールのコラボラインであるUNIQLO and LEMARIEのトリを飾るのは、4月末に発売されたスリッポンだ。
かつてユニクロアンダーカバーでもスニーカーがあったが、それに続く形のシューズでのコラボ。
そのレビューをしようと思う。
ただのスリッポンじゃない!ありそうでなかった形
当初は私も「ただのスリッポンならいらないな」と思って全く気にも掛けていなかったのだが、いざ発売されてよくよく見てみると、ありそうでなかった革靴ライクなシルエットに一気に惹かれてしまった。
全体的に細身でスッキリしたシェイプに、程よいスクエアトゥという革靴ライクなシルエットで、アッパーもソールも同色でミニマルな印象。
よくあるスリッポンほどカジュアル感はないが、キャンバス素材とスニーカーソールによって革靴やレザースリッポンよりは気張らない感じという微妙すぎるポジション(褒め言葉)を見事に突いて来た。
もちろんもっとカジュアル感を出したければVANSのスリッポンでも履けばいいし、もっとドレス感を出したければレザースリッポンやローファーを履けばいい。
その中間の気分という物凄くニッチな
部分にスポットを当てたアイテムってなかなかないと思い、即購入。
ユニクロシューズなのに一丁前に箱も付いてます。
着脱可能なカップインソール搭載
2990円という価格ながら、ここまでやるかと話題のカップインソール。
履いてみれば現行コンバースのオールスターみたいな感じで、そんなにクッション性高くはないです。
でも着脱可能なのでメンテナンス性も高いし別の物に交換もできる。
まあ履き心地求めるならスニーカー履きましょうね。
アウトソールはこんな感じ。
濡れたマンホールとか滑りそう。
白はどうなの?
この商品白もあるんですが、そっちは正直微妙。
黒は前述の通りカジュアルとドレスの中間のニッチな気分を満たしてくれるんですが、白だとどうしてもカジュアルに寄りすぎてしまうのでバランスが悪い。
また白は綺麗な真っ白だからこそ魅力的に見えるのであって、汚れやすいキャンバス素材の靴なので細心の注意を払って履かないといけないのでストレスになりそう。
オールスターみたいなスニーカーなら多少の汚れも味だと言えるけど、この靴が汚れてたら目も当てられないと思います。
個人的意見ですが、これの白買うならスタンスミスでも履いた方が断然良い。
まとめ
黒はサイズがあったらとりあえず買っとけ。
白は汚さない自信があって、代替スニーカーもすでに持ってるならアリかも。
そうでなければパス。
2016年4月6日水曜日
マクロスΔ1話の感想と、シリーズ入門について
先日マクロスΔ(デルタ)が放送開始されましたが、なかなか面白かったです。
まあ1話は概ね昨年の大晦日にあった先行放送そのままに、最後の2分ぐらいが追加されてたって感じでしたね。
観てないので知りませんが各所でAKB0048とかラブライブとか言われてますが、リアルでも規模を問わずアイドルユニットが無数に存在してるわけですから、マクロスもそれを取り入れるのは自然の流れじゃないでしょうか。
マクロス7のサウンドフォースやジャミングバーズが礎となってワルキューレが誕生したのかな、とか思いながら観ると面白いかもですね。
あとハヤテ、フレイアと三角関係になるミラージュはジーナスの名前の通り、マックスとミリアの孫みたいですね。
ミレーヌの娘ではなく、姪に当たるみたいです。
一部でケイオスのトップと思われる「レディーM」がミレーヌじゃないかという推測もあるみたいですが・・・
高速ドッグファイトも相変わらず状況が分からないけど、かっこいいです。
ただCGの質感がFより落ちてる気が・・・。
1話で追加されたラストシーンではいよいよハヤテがバルキリーに乗りましたが、「その辺に転がってるバルキリーに勝手に乗り込んでガウォークでヒロインを掴みながら敵から逃げる」というのは初代やFでもおなじみの展開ですね。
今作はいきなり最新鋭のVF-31じゃなくて VF-171が初搭乗の機体というのも何かいい。
エンディングの「いけないボーダーライン」もSKAっぽい曲調でかっこいい曲ですね。
コモリタミノル氏の作曲みたいです。
SMAPのSHAKEやダイナマイト、らいおんはーと等、誰もが知ってる有名曲を作った方ですね。
その他にも誰もが一度は耳にした事のある曲を多数手がけています。
期待外れだった某アクエリオンとは違って、ちゃんとマクロスだったので安心しました。
ところで、今作で初めてマクロスを観たという方で他の作品も気になるという方のために、シリーズを軽くおさらい。
放送・公開順にいきます。
超時空要塞マクロス
シリーズの原点。
西暦2009年が舞台で地球人と、巨人型の異星人ゼントラーディとの戦いである「第一次星間大戦」がメイン。
アイドル歌手リン・ミンメイの歌により文化を取り戻したゼントラーディと和解、以後共存する。
戦争によって種の存亡の危機に直面した人類は、種を宇宙全域に広げるために人の住める新たな惑星を探して銀河中に多数の移民船団を派遣することになる。
TV版3クール、劇場版「愛・おぼえていますか」、OVA「Flash Back 2012」
マクロスプラス
第一次星間大戦から30年後、惑星エデンでの新たな主力可変戦闘機のコンペティションと、人工知能のバーチャルアイドル「シャロンアップル」を利用した「シャロンアップル事件」の話。
セル画の限界を超えたとも言われるスピード感溢れるドッグファイトの描写は圧巻。
OVA4巻、OVAをまとめて追加カットを加えた劇場版「MOVIE EDITION」
マクロス7
マクロスプラスからさらに5年後、銀河を航行中の長距離移民船団マクロス7が遭遇した生命体プロトデビルンとの戦い「バロータ戦役」の話。
主人公の熱気バサラは劇中全く戦わず、バルキリーに乗って戦場のど真ん中でただ歌うという斬新な作品。
戦闘の描写や三角関係に主眼を置いたプラスとは反対に、こちらは歌がメイン。
初代マクロスよりマクシミリアン・ジーナス、ミリア・ファリーナ・ジーナス、エキセドルが登場し、ヒロインのミレーヌはマックスとミリアの娘。
TV版4クール、劇場版「銀河がオレを呼んでいる!」、OVA「マクロスダイナマイト7」
マクロスゼロ
初代マクロスの前日譚となる作品。
謎の異星人が地球に落としたオーバーテクノロジーを巡る統合政府と反乱同盟軍の間で起こった人類初の可変戦闘機での戦いを描く。
今作より戦闘の描写がCG化されている。
初代よりロイ・フォッカーが登場。
また後のマクロスFとも深い繋がりを持つ作品。
OVA5巻
マクロスF(フロンティア)
西暦2059年、宇宙を航行中の移民船団マクロスフロンティアが舞台。
フロンティア船団が遭遇した未知の生命体ヴァジュラとの戦いと、アイドルを夢見るランカ・リー、マクロスギャラクシー船団からライブでやってきた銀河の歌姫シェリル・ノーム、自ら民間軍事会社SMSに入隊した早乙女アルトの三角関係が描かれる。
マクロス25周年記念作ということもあって、過去作のオマージュが豊富。
ゼロのヒロイン、マオ・ノームの孫がシェリル。
劇場版「恋離飛翼」にはプラスのイサム・ダイソンも声のみ1カット出演。
TV版2クール、劇場版「虚空歌姫 イツワリノウタヒメ」「恋離飛翼 サヨナラノツバサ」
マクロスIIは・・・
まあ1話は概ね昨年の大晦日にあった先行放送そのままに、最後の2分ぐらいが追加されてたって感じでしたね。
観てないので知りませんが各所でAKB0048とかラブライブとか言われてますが、リアルでも規模を問わずアイドルユニットが無数に存在してるわけですから、マクロスもそれを取り入れるのは自然の流れじゃないでしょうか。
マクロス7のサウンドフォースやジャミングバーズが礎となってワルキューレが誕生したのかな、とか思いながら観ると面白いかもですね。
あとハヤテ、フレイアと三角関係になるミラージュはジーナスの名前の通り、マックスとミリアの孫みたいですね。
ミレーヌの娘ではなく、姪に当たるみたいです。
一部でケイオスのトップと思われる「レディーM」がミレーヌじゃないかという推測もあるみたいですが・・・
高速ドッグファイトも相変わらず状況が分からないけど、かっこいいです。
ただCGの質感がFより落ちてる気が・・・。
1話で追加されたラストシーンではいよいよハヤテがバルキリーに乗りましたが、「その辺に転がってるバルキリーに勝手に乗り込んでガウォークでヒロインを掴みながら敵から逃げる」というのは初代やFでもおなじみの展開ですね。
今作はいきなり最新鋭のVF-31じゃなくて VF-171が初搭乗の機体というのも何かいい。
エンディングの「いけないボーダーライン」もSKAっぽい曲調でかっこいい曲ですね。
コモリタミノル氏の作曲みたいです。
SMAPのSHAKEやダイナマイト、らいおんはーと等、誰もが知ってる有名曲を作った方ですね。
その他にも誰もが一度は耳にした事のある曲を多数手がけています。
期待外れだった某アクエリオンとは違って、ちゃんとマクロスだったので安心しました。
ところで、今作で初めてマクロスを観たという方で他の作品も気になるという方のために、シリーズを軽くおさらい。
放送・公開順にいきます。
超時空要塞マクロス
シリーズの原点。
西暦2009年が舞台で地球人と、巨人型の異星人ゼントラーディとの戦いである「第一次星間大戦」がメイン。
アイドル歌手リン・ミンメイの歌により文化を取り戻したゼントラーディと和解、以後共存する。
戦争によって種の存亡の危機に直面した人類は、種を宇宙全域に広げるために人の住める新たな惑星を探して銀河中に多数の移民船団を派遣することになる。
TV版3クール、劇場版「愛・おぼえていますか」、OVA「Flash Back 2012」
マクロスプラス
第一次星間大戦から30年後、惑星エデンでの新たな主力可変戦闘機のコンペティションと、人工知能のバーチャルアイドル「シャロンアップル」を利用した「シャロンアップル事件」の話。
セル画の限界を超えたとも言われるスピード感溢れるドッグファイトの描写は圧巻。
OVA4巻、OVAをまとめて追加カットを加えた劇場版「MOVIE EDITION」
マクロス7
マクロスプラスからさらに5年後、銀河を航行中の長距離移民船団マクロス7が遭遇した生命体プロトデビルンとの戦い「バロータ戦役」の話。
主人公の熱気バサラは劇中全く戦わず、バルキリーに乗って戦場のど真ん中でただ歌うという斬新な作品。
戦闘の描写や三角関係に主眼を置いたプラスとは反対に、こちらは歌がメイン。
初代マクロスよりマクシミリアン・ジーナス、ミリア・ファリーナ・ジーナス、エキセドルが登場し、ヒロインのミレーヌはマックスとミリアの娘。
TV版4クール、劇場版「銀河がオレを呼んでいる!」、OVA「マクロスダイナマイト7」
マクロスゼロ
初代マクロスの前日譚となる作品。
謎の異星人が地球に落としたオーバーテクノロジーを巡る統合政府と反乱同盟軍の間で起こった人類初の可変戦闘機での戦いを描く。
今作より戦闘の描写がCG化されている。
初代よりロイ・フォッカーが登場。
また後のマクロスFとも深い繋がりを持つ作品。
OVA5巻
マクロスF(フロンティア)
西暦2059年、宇宙を航行中の移民船団マクロスフロンティアが舞台。
フロンティア船団が遭遇した未知の生命体ヴァジュラとの戦いと、アイドルを夢見るランカ・リー、マクロスギャラクシー船団からライブでやってきた銀河の歌姫シェリル・ノーム、自ら民間軍事会社SMSに入隊した早乙女アルトの三角関係が描かれる。
マクロス25周年記念作ということもあって、過去作のオマージュが豊富。
ゼロのヒロイン、マオ・ノームの孫がシェリル。
劇場版「恋離飛翼」にはプラスのイサム・ダイソンも声のみ1カット出演。
TV版2クール、劇場版「虚空歌姫 イツワリノウタヒメ」「恋離飛翼 サヨナラノツバサ」
マクロスIIは・・・
2016年3月10日木曜日
UNIQLO AND LEMAIRE(ユニクロ&ルメール)の春夏は最高だったという事でレビュ ー
ユニクロ&ルメールとは
エルメスのウィメンズアーティスティックディレクターの経験もある世界的デザイナー、クリストフ・ルメール(競馬のジョッキーではない)とサラ=リン・トランの手掛けるブランド「LEMAIRE」と日本のファストファッションブランド「UNIQLO」のコラボレーション企画。
昨年の秋冬に始動し2シーズン目となる2016年春夏であるが、今回でこのコラボは終了することが既にアナウンスされている。
3/4日に発売された春夏コレクションを4点購入したので、レビューしていこうと思う。
ユニクロ&ルメール2016ssの特徴
元々ルメール自体が装飾の少ないシンプルなデザインながら、カッティングやシルエット、素材にこだわった服を特徴としている。
シンプルという点でユニクロとは相性が良く、このコラボは本家ほどモード感は強くないが、通常のユニクロよりはシルエットや細かなディテールに魅力があるという、丁度良い落とし所となっていてリアルクローズとして取り入れやすい。
また昨今のノームコアファッションにも良く馴染む。
今期春夏に限れば、トップスではスタンドカラーシャツやコンバーチブルカラーシャツは秋冬から素材を変更して再度リリースし、その他は丈が短めで身幅が広めのリラックス感のあるシルエットに設定されており、着ることで生まれるドレープなどで魅せるアイテムが特徴。
ボトムは秋冬で人気だった2タックのイージーパンツを春夏素材で再リリースし、タックこそないがテーパードシルエットのチノパン、膝上丈のハーフパンツがラインナップ。
ルックにもあるようにシャツもカットソーをタックインした時に映えるディテールを備える。
上下共に生地は薄手のツイルやシアサッカー、シャンブレー等をメインとし、蒸し暑い夏も快適に過ごせそうな清涼感のあるアイテムが揃っている。
ストライプツイルシャツ
通称ローソンシャツ。
今期の本命として狙った方も多いだろう。
店舗やオンラインでも初日からサイズ欠けが目立ったアイテムだ。
薄手のツイル生地でできており、今期のトップス共通のディテールであるワイドでショートなシルエット、かなり下の方に付けられた大きなポケットが特徴。
また五分袖である点にも注目したい。60年代を彷彿とさせる形が魅力的。
ボタンホールが横向きという細かな遊び心もあり、内側には謎の内ポケットまである。
2990円。
スーピマコットンクルーネックTシャツ
ユニクロのお家芸スーピマコットンTシャツのルメールバージョン。
手触りもよく上品なツヤのある生地に大きなポケットがあり、こちらも袖が長め。
ネックはバインダー仕様なので程よくモード感もある。
こちらのTシャツは丈は他に比べると丈が長めで肩幅も狭目なので、一枚で着るならワンサイズ上げて着るのが今の気分だろう。
ということでMサイズを購入。
1990円と安いので、サイズ違いや色違いで買い溜めしても良いだろう。
首の後ろ側は逆三角形にツイル生地が貼り付けてあり、そこにブランドネームがプリントされている。
この逆三角形のステッチが外側からも見えるため、後ろ姿のアクセントになる。
ボーダーボートネックT
春らしい色合いのボーダーTシャツ。
カラーはマスタード。
見てわかる通り、身幅は広めで丈が短め。
袖もやや長めだが、五分袖とまでは行かないくらい。
こちらも大きなポケットが付くが、ボタンで留められるようになっている。
ジャストサイズを買ってもわざとワンサイズ上げたようなシルエットになるため、こちらはいつものSサイズ。
首の後ろ側はスーピマTシャツと同じ仕様。
生地はセントジェームズのバスクシャツのような厚手で固めの生地なので、ガシガシ着たい。
ボートネックと言ってもそこまで横に広くないので、あまりクルーネックと変わらない感覚で着れそうだ。
コットンツイルイージーパンツ
秋冬にもあったイージーパンツの春夏仕様。
生地がツイル生地になっており、涼しく穿くことができる。
ちなみにこちらは生地違いでシアサッカーとシャンブレーの物もある。
秋冬と同じようにウエストにはインプリーツが2本入ったテーパードシルエットで、ジョンローレンスサリバンの定番のツータックチノを彷彿とさせる。
アイロンでセンタープレスを入れてみても良さそうだ。
もちろん裾は短めで。
これはこれでアクセントになるので、タックインしても面白そうだ。
まとめ
今期は取り扱い店舗も拡大され買いやすくなった。
シンプルでいて普通のユニクロにはないシルエットと着ても快適な生地使いやデザインで、正直かなりツボだった。
今期でコラボ終了は惜しいが、人気のあったアイテムは+Jのシャツのようにレギュラー展開して欲しいものだ。
今期は地雷アイテムもほとんどない印象で、正直かなり買いです。
2016年1月31日日曜日
スニーカーヘッズのマストアイテムJASON MARKKとダイソーグッズでスニーカー を洗う
昨今のスニーカーブームで、男女問わずスニーカーを履く人が激増した。
まとめ:JASON MARKKはかなりオススメ
スニーカーと言えばラフに履いて多少の汚れは気にしないというイメージがある方も少なくないと思うが、最近は毎週のように限定モデルや復刻モデルのスニーカーが発売されてはネットで価格が高騰、下手な革靴よりも断然高くなったりもする。
また汚れたスニーカーはだらしない、コーディネートに馴染まないという価値観も当たり前になって来ており、スニーカーを綺麗に保つことはスニーカーマニアの常識とも言えるようになった。
そんな中、世界中のマニアの中で特に評判が高いスニーカーケア用品がJASON MARKK(ジェイソンマーク)だ。
このシューズケア用品とは思えないスタイリッシュなデザイン、見たことのある人も多いだろう。
現在日本では取扱が一気に増え、楽天やアマゾンなどのオンラインショップやBeauty&Youthなどセレクトショップも置いていてりと、かなり容易に手に入るようになった。
こちらはエッセンシャルキットと呼ばれるいわばスターターパックのような物。
洗浄剤と専用のブラシが付いて2000円ほどで買える。
木の持ち手のブラシが、スニーカーも革靴と同じようにケアするというクラス感を醸し出している。
ちなみにスウェード用の毛の柔らかいプレミアムブラシも別売りされているので、スウェード靴を洗いたい場合はそちらを別途購入しよう。
その他ダイソーで揃えた物
まずは拭き取り用のタオル。ジェイソンマーク純正のマイクロファイバータオルが1500円前後で売られているが、わざわざ純正でなくてもダイソーで充分。
写真手前の派手なマイクロファイバーぞうきんは2枚で108円。
かなりフワっとしていて純正より良さげ。
その奥のブラシはアウトソール用。
よくクラブに行くので、酒がこぼれてベタベタの床を歩くため底が汚れる汚れる。
さすがにそんなアウトソールとアッパーを同じブラシで洗いたくないので、アウトソール専用で購入。
本来は靴洗いにも使えるが、シャツの襟を洗う用のブラシらしい。
白いカゴはなんとなく一ヶ所にまとめたかったので購入。
実際に洗う
まずは洗面器に水を張ろう。
その水でブラシを濡らしたら、洗浄剤を数滴垂らし、再度水で軽く濡らす。
あとはゴシゴシ磨いていくだけ!
こちらは2014年の夏に買ったルナフォース1。
わずか3滴ほどの洗浄剤でかなり泡立ってくる。
あまり力は加えなくても、まさに革靴を磨く感覚でブラッシングしていけば綺麗になる。
香りも爽やかな石鹸のような香りで好印象。
ブラシの毛先がステッチや縫い合わせの部分にも入り込み、そういった細かい部分の汚れも落ちるため、白いスニーカーならかなり綺麗になった実感を得られると思う。
アウトソールはダイソーのブラシでここまで落ちた。
クリアソールなので黄ばみは避けられないが、心なしか元の水色を取り戻した気がする。
ただブラシの毛の密度が低いためか泡立ちが悪く、ダイソーブラシを使うならアッパーを洗った時の泡の残りを乗せるか、直接ソールに洗浄剤を垂らしてから磨くのが良さげ。
仕上げにタオルで泡を拭き取れば終わり。
水が結構染みるので、やはりこの後陰干しした方が良いだろう。
お次はテニスクラシック。
JASON MARKKの注意点
こちらはハラチNMのトゥ部分。
メッシュのような素材が毛羽立っているのがお分かりだろうか。
こちらは付属していた通常のブラシで磨いた際に起こってしまった。
そこまで気にするほどのレベルではないだろうが、プレミアムなスニーカーとなると地味に悲しい。
メッシュ素材やナイキのフライニット、アディダスのプライムニットなどのような繊維を編んで作られたアッパーは、スウェード用のプレミアムブラシを使った方が無難だろう。
プレミアムブラシは豚毛なので、安い豚毛ブラシがあれば代用可能だろう。
わずか2000円でブラシまで購入できる手軽さとパッケージデザインのお洒落さ、使い方も簡単なので楽しみながらスニーカーのお手入れが出来る。
また汚れ落ちも良く、実用性の面でもしっかりと作られているのが最大のポイント。
よほど好きでなければ靴を洗うという行為は面倒な物だが、所有欲を満たしてくれるアイテム自体のお洒落感によって、「スニーカーを洗うのはお洒落な事なんだ」という風に思わせてくれる素晴らしいアイテムだ。
2016年1月28日木曜日
雪道も安心! コスパ最強ビジネスシューズTexcy Luxe
営業職など仕事柄歩き回ることの多いビジネスマンは靴の消耗が早いことだろう。
高給取りではないのでなかなか高い革靴ばかり買うわけにもいかないのが現実。
私的には仕事時に着る物はそれがスーツだろうが何だろうが単なる作業着という認識なので、別に職場でオシャレしようとも思わないし、あまりお金を掛けようと思わないから尚更仕事のためにいい革靴なんか買う気にならない。
また仕事で履くとなると履きやすさ、歩きやすさも重要になってくる。
下ろしたての靴で靴擦れなど起こした日にはたまらない。
筆者も普段は営業マンとして外を駆け回っているのだが、安くて軽くて歩きやすい、見た目もそこそこな靴はないものかと探して見つけたのがTexcy Luxeという商品。
安くて軽くて歩きやすい、見た目もそこそこなTexcy Luxe
このテクシーリュクスはアシックス商事のヒット商品。
「本革ビジネスシューズなのにスニーカーのような履き心地」がキャッチフレーズだ。
実は初めて買ったのは昨年の今頃で、すでに履き潰してしまったため、今回紹介するのは2代目になる。
今回購入したのは黒のストレートチップと茶色のUチップ。
年齢を問わない無難なデザインで、なるほど見た目はそこそこである。
よくあるダサいオヤジ靴とは違い、それなりにスマートな形。
ストレートチップにはパーフォレーションが施されているが、別にこれはいらないと思う。
ちなみに前回履いていたのも黒のストレートチップなのでリピート購入。
実はこのシリーズ2015年に入ってマイナーチェンジしており、前のモデルよりも作りがしっかりしており、履き心地も格段に上がっているのだ。
またトゥの形も少しシャープで長めになったので、よりスッキリ見えるように。
スニーカーのような履き心地を実現するソール
ソールは写真の通り。
スニーカーのようなパターンが入っており、溝があるため屈曲性も良く歩きやすい。
足を前に出す時に程よく反発してくれるので、一歩一歩が軽やかに歩ける。
前モデルは正直、耐磨耗性が低くすぐにソールがツルツルになってしまったのだが、現行モデルは溝が深くなっておりソールの素材もよりグリップ力の高い物に変更されている。
また磨耗しやすいヒール部分はより硬いラバーで補強されている。
しかし履き心地を追求してソールが旧モデルより厚くなっているため、真横から見た時のダサさが少し上がった。
もっとも、履いた状態で真横から見られることはほとんどないし、上から見下ろす限りではそこまで気にはならないが。
スニーカーのようなライニング
内側はスニーカーのようにメッシュ素材で、足首に当たる部分はクッション素材が仕込んであるためフィット感も良く、靴擦れもしにくい。
クッションの厚みも絶妙で、履いてみると外からはほとんど目立たなくなるので、よくあるオヤジ靴感が少ないのもポイント。
またインソールはカップインソール仕様になっており、こちらもフィット感とクッション性の向上に一役買っている。
これらの仕様も現行モデルから。
革の質はいかに
革質には正直期待してはいけない。
まあ上質の革を求めるなら高級靴買って下さいとしか言いようがないのだが。
一応本牛革を使用しており、同価格帯の合皮靴のような無駄なテカテカ感はなく、新品時はむしろツヤは抑えめ。
一応本革なので一般的な革靴と同じケアができるので、クリームをつけて磨けばそれなりにツヤは出せる。
軽さと履き心地の追求、そしてコストを抑えるためか薄めの革なので、よくあるスニーカーのような革だと思って貰えるとわかりやすいだろう。
細かな履き皺が入りやすいので、履かない時はダイソーのシューツリーでも突っ込んでいれば良いだろう。
雪道でも滑らなかった!
1月末、西日本を襲った大寒波により私の住む鹿児島市も平地で10cmという大雪に見舞われた(鹿児島、特に市街地での積雪は数年に一度レベル)。
そんな中道路はどこもかしこも凍結して、とても車で走れる状態ではなかった。
またバスや路面電車などの公共交通機関はストップしていて、徒歩での出勤を余儀なくされる人も多かった。
幸い私は唯一動いていたJRで行くことが出来たのだが、駅まではやはり凍った道を歩いて行かなければならない。
そんな時、このテクシーリュクスのポテンシャルを実感したのである。
普通の革靴ならツルツル滑るであろう凍った路面にもしっかりと食いつき、難なく歩くことが出来た。
自宅から駅まで10分ほどの道のりだったが、中には滑って体勢を崩す人もいる中、普段とそう変わらない感覚で歩けたのである。
次は何年後に同じような場面に出くわすかは分からないが、買って良かったと心から思えた瞬間だった。
肝心のお値段は
価格は定価で税込み6480円。
この時点でかなり安いのだが、楽天などネットで探せば最安値で5000円を切るくらいで見つかる。
旧モデルならばさらに1000円程下がる。
本革使用でこの価格はかなりのコストパフォーマンスの高さ。
また機能性も充分なので、一度履いたら病みつきになること間違いなし。
今まで履いてきた靴は何だったのかと思うほどだ。
この値段ならある程度の不満点は吹き飛ばせるし、何より本当に履いていて楽。
とにかく安くて楽でそれなりに見えるビジネスシューズをお探しの方には是非試してみて欲しい。
2016年1月4日月曜日
adidasの最新テクノロジー「boost」ソールの履き心地が凄い! 2016年初買い レ ビュー
年が明け、2016年が訪れた。
結局エヴァの新作映画も公開されず、バックトゥザフューチャーPart2に登場した自動で足にフィットしてくれるスニーカー「エア マグ」も完璧な形では実現されないまま2015年も過ぎてしまった。
ひと昔前の映画やアニメなどで「近未来」として描かれた時代が、何事もなかったかのように過ぎて行くのに違和感を覚える今日この頃である。
結局エヴァの新作映画も公開されず、バックトゥザフューチャーPart2に登場した自動で足にフィットしてくれるスニーカー「エア マグ」も完璧な形では実現されないまま2015年も過ぎてしまった。
ひと昔前の映画やアニメなどで「近未来」として描かれた時代が、何事もなかったかのように過ぎて行くのに違和感を覚える今日この頃である。
正月と言えば初売り
異論はあるだろうが、私の中ではこのような認識がある。
前日の夜中や早朝から福袋に並ぶという人も少なくないだろうし、どこの店も初売りセールをするもの。
私は中学生の頃くらいから正月は元日に貰ったお年玉を握りしめて初売りで服を買うのが定番で、今でもその感覚が残っている。
というわけで最近は三ヶ日には行かなくても、ほぼ毎年年始は何かファッションアイテムを買っているのだが、今年はZOZO TOWNの初売りハイパーハイパーセールで予期せぬ買い物となった。
買ったものはY-3のスニーカーで、年が明けて早々何の気なしにセールページを見ていたら、40%オフという数字にまんまと釣られてしまった。
ちょうど1月発売予定のadidasの新作を狙っていたのだが、そんな時にY-3のスニーカーが18000円程で買えればそれは釣られてしまう。
Y-3 Yohji Boost
今回買ったのはYohji Boostというモデル。
Y-3と言えばQasaやRetro Boostが流行っているので今までチェックしていなかったモデルだが、初出は2014年で今回セールに掛かっていたのは2015SSモデルのよう。
サイズはセール開始時点ですでに23.5と25.5しか残っていなかったが、私は足が小さいので25.5を購入。
届いてみたらピッタリだった。
もっとも、足が小さく見えて少しバランスが悪く感じるので普段は26.5くらいを買うのだが。
adidasの3ラインがハッキリ入っていて、Y-3でありながらadidas感も強いデザイン。
Y-3でここまで正統派に3ラインが使われているデザインは案外他のモデルにはなかったりする。
boostソールの履き心地や如何に
購入の大きな決め手となったのが、ソールに使われているboostフォーム。
これはadidas渾身の最新クッショニングテクノロジーで、どうやらかなりクッション性が高いという事は聞いていたので、その履き心地が気になっていた。
ラッパーのKanye Westの着用で一躍大ブームとなっていたウルトラブーストは品薄でなかなか買えなかったりしたので、良い機会だった。
ちなみにこのYohji Boostも一時期カニエのお気に入りだったようで着用写真が多く出てくる。
触った感触ですぐに分かるのだが沈み込みが物凄く、履いた瞬間ブニッとした感触。
それでいて反発力も高いので、足が自然と前に押し出される感覚でとても歩きやすい。
見た目はどう見ても発泡スチロールだが、感触は別物。
Qasaに使われそのモード感溢れるデザインから大ヒットを飛ばしたTubularソールの履き心地は正直期待外れだったが、こちらはかなり所有欲を満たされる。
アウトソールは網目状のラバーが貼られており、一番擦れやすい爪先内側と踵外側は硬めのラバーがつかわれている。
赤い色もポイント。
ちなみにこのモデルはadidasのピュアブーストがベースになっておりソールユニットは同一。
後発のウルトラブーストは本格的なランニングにも対応させたモデルで、ソールのあまりの柔らかさゆえに姿勢制御用のトルションバーが埋め込まれているが、このソールはそれがないためスポーツ用にはあまり適さず街履き専用と言ったところだろう。
しかしこのソールは病みつきになる。
ナイキのルナロン以上の柔らかさと反発力である。
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