エルメスのウィメンズアーティスティックディレクターの経験もある世界的デザイナー、クリストフ・ルメール(競馬のジョッキーではない)とサラ=リン・トランの手掛けるブランド「LEMAIRE」と日本のファストファッションブランド「UNIQLO」のコラボレーション企画。
昨年の秋冬に始動し2シーズン目となる2016年春夏であるが、今回でこのコラボは終了することが既にアナウンスされている。
3/4日に発売された春夏コレクションを4点購入したので、レビューしていこうと思う。
ユニクロ&ルメール2016ssの特徴
元々ルメール自体が装飾の少ないシンプルなデザインながら、カッティングやシルエット、素材にこだわった服を特徴としている。
シンプルという点でユニクロとは相性が良く、このコラボは本家ほどモード感は強くないが、通常のユニクロよりはシルエットや細かなディテールに魅力があるという、丁度良い落とし所となっていてリアルクローズとして取り入れやすい。
また昨今のノームコアファッションにも良く馴染む。
今期春夏に限れば、トップスではスタンドカラーシャツやコンバーチブルカラーシャツは秋冬から素材を変更して再度リリースし、その他は丈が短めで身幅が広めのリラックス感のあるシルエットに設定されており、着ることで生まれるドレープなどで魅せるアイテムが特徴。
ボトムは秋冬で人気だった2タックのイージーパンツを春夏素材で再リリースし、タックこそないがテーパードシルエットのチノパン、膝上丈のハーフパンツがラインナップ。
ルックにもあるようにシャツもカットソーをタックインした時に映えるディテールを備える。
上下共に生地は薄手のツイルやシアサッカー、シャンブレー等をメインとし、蒸し暑い夏も快適に過ごせそうな清涼感のあるアイテムが揃っている。
ストライプツイルシャツ
通称ローソンシャツ。
今期の本命として狙った方も多いだろう。
店舗やオンラインでも初日からサイズ欠けが目立ったアイテムだ。
薄手のツイル生地でできており、今期のトップス共通のディテールであるワイドでショートなシルエット、かなり下の方に付けられた大きなポケットが特徴。
また五分袖である点にも注目したい。60年代を彷彿とさせる形が魅力的。
ボタンホールが横向きという細かな遊び心もあり、内側には謎の内ポケットまである。
2990円。
スーピマコットンクルーネックTシャツ
ユニクロのお家芸スーピマコットンTシャツのルメールバージョン。
手触りもよく上品なツヤのある生地に大きなポケットがあり、こちらも袖が長め。
ネックはバインダー仕様なので程よくモード感もある。
こちらのTシャツは丈は他に比べると丈が長めで肩幅も狭目なので、一枚で着るならワンサイズ上げて着るのが今の気分だろう。
ということでMサイズを購入。
1990円と安いので、サイズ違いや色違いで買い溜めしても良いだろう。
首の後ろ側は逆三角形にツイル生地が貼り付けてあり、そこにブランドネームがプリントされている。
この逆三角形のステッチが外側からも見えるため、後ろ姿のアクセントになる。
ボーダーボートネックT
春らしい色合いのボーダーTシャツ。
カラーはマスタード。
見てわかる通り、身幅は広めで丈が短め。
袖もやや長めだが、五分袖とまでは行かないくらい。
こちらも大きなポケットが付くが、ボタンで留められるようになっている。
ジャストサイズを買ってもわざとワンサイズ上げたようなシルエットになるため、こちらはいつものSサイズ。
首の後ろ側はスーピマTシャツと同じ仕様。
生地はセントジェームズのバスクシャツのような厚手で固めの生地なので、ガシガシ着たい。
ボートネックと言ってもそこまで横に広くないので、あまりクルーネックと変わらない感覚で着れそうだ。
コットンツイルイージーパンツ
秋冬にもあったイージーパンツの春夏仕様。
生地がツイル生地になっており、涼しく穿くことができる。
ちなみにこちらは生地違いでシアサッカーとシャンブレーの物もある。
秋冬と同じようにウエストにはインプリーツが2本入ったテーパードシルエットで、ジョンローレンスサリバンの定番のツータックチノを彷彿とさせる。
アイロンでセンタープレスを入れてみても良さそうだ。
もちろん裾は短めで。
これはこれでアクセントになるので、タックインしても面白そうだ。
まとめ
今期は取り扱い店舗も拡大され買いやすくなった。
シンプルでいて普通のユニクロにはないシルエットと着ても快適な生地使いやデザインで、正直かなりツボだった。
今期でコラボ終了は惜しいが、人気のあったアイテムは+Jのシャツのようにレギュラー展開して欲しいものだ。
今期は地雷アイテムもほとんどない印象で、正直かなり買いです。
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