スニーカーと言えばラフに履いて多少の汚れは気にしないというイメージがある方も少なくないと思うが、最近は毎週のように限定モデルや復刻モデルのスニーカーが発売されてはネットで価格が高騰、下手な革靴よりも断然高くなったりもする。
また汚れたスニーカーはだらしない、コーディネートに馴染まないという価値観も当たり前になって来ており、スニーカーを綺麗に保つことはスニーカーマニアの常識とも言えるようになった。
そんな中、世界中のマニアの中で特に評判が高いスニーカーケア用品がJASON MARKK(ジェイソンマーク)だ。
このシューズケア用品とは思えないスタイリッシュなデザイン、見たことのある人も多いだろう。
現在日本では取扱が一気に増え、楽天やアマゾンなどのオンラインショップやBeauty&Youthなどセレクトショップも置いていてりと、かなり容易に手に入るようになった。
こちらはエッセンシャルキットと呼ばれるいわばスターターパックのような物。
洗浄剤と専用のブラシが付いて2000円ほどで買える。
木の持ち手のブラシが、スニーカーも革靴と同じようにケアするというクラス感を醸し出している。
ちなみにスウェード用の毛の柔らかいプレミアムブラシも別売りされているので、スウェード靴を洗いたい場合はそちらを別途購入しよう。
その他ダイソーで揃えた物
まずは拭き取り用のタオル。ジェイソンマーク純正のマイクロファイバータオルが1500円前後で売られているが、わざわざ純正でなくてもダイソーで充分。
写真手前の派手なマイクロファイバーぞうきんは2枚で108円。
かなりフワっとしていて純正より良さげ。
その奥のブラシはアウトソール用。
よくクラブに行くので、酒がこぼれてベタベタの床を歩くため底が汚れる汚れる。
さすがにそんなアウトソールとアッパーを同じブラシで洗いたくないので、アウトソール専用で購入。
本来は靴洗いにも使えるが、シャツの襟を洗う用のブラシらしい。
白いカゴはなんとなく一ヶ所にまとめたかったので購入。
実際に洗う
まずは洗面器に水を張ろう。
その水でブラシを濡らしたら、洗浄剤を数滴垂らし、再度水で軽く濡らす。
あとはゴシゴシ磨いていくだけ!
こちらは2014年の夏に買ったルナフォース1。
わずか3滴ほどの洗浄剤でかなり泡立ってくる。
あまり力は加えなくても、まさに革靴を磨く感覚でブラッシングしていけば綺麗になる。
香りも爽やかな石鹸のような香りで好印象。
ブラシの毛先がステッチや縫い合わせの部分にも入り込み、そういった細かい部分の汚れも落ちるため、白いスニーカーならかなり綺麗になった実感を得られると思う。
アウトソールはダイソーのブラシでここまで落ちた。
クリアソールなので黄ばみは避けられないが、心なしか元の水色を取り戻した気がする。
ただブラシの毛の密度が低いためか泡立ちが悪く、ダイソーブラシを使うならアッパーを洗った時の泡の残りを乗せるか、直接ソールに洗浄剤を垂らしてから磨くのが良さげ。
仕上げにタオルで泡を拭き取れば終わり。
水が結構染みるので、やはりこの後陰干しした方が良いだろう。
お次はテニスクラシック。
JASON MARKKの注意点
こちらはハラチNMのトゥ部分。
メッシュのような素材が毛羽立っているのがお分かりだろうか。
こちらは付属していた通常のブラシで磨いた際に起こってしまった。
そこまで気にするほどのレベルではないだろうが、プレミアムなスニーカーとなると地味に悲しい。
メッシュ素材やナイキのフライニット、アディダスのプライムニットなどのような繊維を編んで作られたアッパーは、スウェード用のプレミアムブラシを使った方が無難だろう。
プレミアムブラシは豚毛なので、安い豚毛ブラシがあれば代用可能だろう。
わずか2000円でブラシまで購入できる手軽さとパッケージデザインのお洒落さ、使い方も簡単なので楽しみながらスニーカーのお手入れが出来る。
また汚れ落ちも良く、実用性の面でもしっかりと作られているのが最大のポイント。
よほど好きでなければ靴を洗うという行為は面倒な物だが、所有欲を満たしてくれるアイテム自体のお洒落感によって、「スニーカーを洗うのはお洒落な事なんだ」という風に思わせてくれる素晴らしいアイテムだ。